まるで忍者、隠れる天才。【迷子猫】つぼみを無事保護へ

こんにちはペット探偵ペットヘルプのイブキです。

創業23年、総依頼数500件超⤴︎

今回は迷子猫の捜索、【つぼみ】について執筆していきます。

本記事を読むことで

迷子猫の捜索をどのようにしていって、無事保護出来たかがわかります。ペット探偵ペットヘルプのリアルをより深く、わかりやすく写真や動画付きで解説していきます。

どんな人に向けてか

迷子ペットや迷子猫を探している飼い主さん、ペット探偵ペットヘルプについて詳しく知りたい方向けです。

順番に解説していきます。

目次

結論

2020年12月3日、窓が開いてしまい脱走し迷子猫へ。12月21日深夜に無事保護へ。

(つぼみ)迷子猫の期間は18日間。

実際にクチコミを書いてくれました。

嬉しお言葉ありがとうございます。

保護してお家に帰れたつぼみと飼い主さんです↓

迷子猫になった理由

『飼い主さんは写真の右側にあるソファーを買い替えるために立て掛けていました。つぼみの他に二匹いますが、このソファーは猫たちのお気に入りだったため、ソファーに猫がよじ登っていき、バランスが崩れて窓側に倒れてしまい、ソファーの重さで窓が開いてしまい、そこから脱走してしまいました。』

飼い主さんはソファーが倒れて窓が開いたことにすぐに気づいて、見てみると三匹一緒に出てしまっていて、猫の名前を呼んで引き止めたらそのうち二匹は帰って来ました。

けれど・・・つぼみだけは脱走してしまいました。

飼い主さんによると?

飼い主さん

遠くに行ってしまってないのか?

飼い主さんは必死に探していましたが、見つけられず、遠くに行ったり野良猫に追いやられているのではないか?事故に遭わないかなど、不安な気持ちでとても心配な様子でした。

このような気持ちでいっぱいの飼い主さんでした。

私は、

迷子ペットを探している飼い主さんの気持ちが痛いほどわかります。なぜなら私も昔に同じ経験をした事があるからです。

飼い主さんに、つぼみについて聞いていると?

つぼみは警戒心がとても強く、引越しをしたときも丸一日隠れて出てこなかったり、隠れているのを見つけたと思ったら、立った状態で狭い所に隠れていたようです。

そもそもつぼみが飼われた理由とは?

それはまだ、つぼみが子猫のときに・・・外の排水管のような所に入って出れなくなってニャーと鳴いている所をご主人が発見し、のこぎりのようなもので切って子猫だったつぼみを助けた事から飼われるようになりました

このようなお話を聞いてから

イブキ

必ず近くに隠れているなと思いました。

なぜなら

イブキ

つぼみの性格や実際に飼い主さんに聞いたお話から予測が出来たためです。

私達はこのように迷子猫の脱走する前の様子や小さいときの経験などいろいろな視点から見て聞いて予測を常に立てています

どのように探していったか

つぼみの場合、まずは・・・

脱走した場所から家の周りを徹底的に探して行きました

この地域では野良猫が多く、住宅街で入り組んでいて探すのが困難でした。

赤丸から脱走。緑の丸3つは置きエサがあった場所。赤線は道路。黄色線は交通量が多い道路。青いしかくで囲ってある場所にほぼいました。

また聞き込みをしていると、置きエサをやっている人が3人いることもわかりました。

脱走した場所からマンションの周りに、つぼみのにおいが付いたおしっこの砂を設置し、飼い主さんが最後に目撃した場所にも設置していきました。

このようにおしっこの砂を設置していきました↓

おしっこの砂は雨に濡れても長持ちするようにビニール入れています。

ビニール袋かどこの家庭にもある水切りネットに入れて使います。

ビニール袋の場合は爪楊枝などで穴を開けます。 ←においが外にいくように

捕獲器は最後に飼い主さんが目撃した場所の隣のお家の方に状況を説明して置かせてもらいました。↓

捕獲器の前にはカメラを設置しています。

カメラを置くことで、まずは生存確認、捕獲器の前に置く意味はエサや自分のにおいに反応しているかなどをわかるようにしています。

実際につぼみが何度も捕獲器の横を通りすぎてるのが撮影出来ました。↓

この動画からわかることは、おしっこの砂のにおいを嗅いだり捕獲器にかけてある自分のにおいが付いたタオルなどを嗅いだりしています。ごはんのにおいにも気づいてはいますが、つぼみは素通りしています。

これは、警戒して入らないのではなくお腹が空いていないから入らないのです。

警戒しているのならば何度も近くは通らなく、においも嗅がず、近寄らないはずです。

お腹が空いていないということは、どこかでごはんを食べているということになります。

この時点では、飼い主さんが言っていた、近くでエサやりの人が一人いるという情報しかわかっていませんでした。

探しながら聞き込みをしていると・・・「昔はこの辺りは今よりもっと猫がいたよ」「あのあたりでよく猫を見るよ」などの情報を入手し、そのあたりでも聞き込みをしていると、エサやりをしている方の情報までやっと…辿り着きました。

エサやりの方はその地域で有名になりやすいですが、中には隠れてあげているひともたくさんいます。

つぼみが脱走した地域では都内ということもあり人にばれないようにあげている方が二人いました。

エサやりをしている方はボランティアであったり保護猫活動などしている優しい方達です。

このように三ヶ所で置きエサをしていることがわかりました。

写真でわかるかとおもいますが、全て、人が普通に歩いていても気づかないような場所に置いてあります。

探していると、置きエサをやっている方(おばあちゃん)に出会えました。

その時間はなんと、深夜二時半頃でした。

おばあちゃんは、30分くらい離れた場所から猫のために、人が少ない時間帯を選び隠れてあげていました。

エサをあげにきていたおばあちゃんに直接お話を聞くこと、いつも来ている野良猫が美味しいところだけ食べて残していたのに最近は綺麗になくなっていると言っていました。

このお話を聞いて私は、どれも近くなので、つぼみが食べている可能性が高いと思いました。

置きエサを食べていると、それを食べてまた遊んでの繰り返しでいつまでも帰ってこなくなります。

なのでしっかりと、つぼみが迷子猫だと状況を伝えて置きエサを野良猫が食べに来て食べ終わるのを見てから、置かないようにお願いをしました。

おばあちゃんはとても優しく、私たちに協力してくれました。

最後に目撃した場所やお隣のお家やマンションの周りには動物用カメラを6台設置しました。

カメラによりつぼみの隠れている場所を特定出来ました。

この狭い所に隠れていました。

つぼみはぽっちゃりさんですが、頭を突っ込み腰を入れてグイグイ入っている様子も動画でわかるかと思います。

この後無事保護と行きたいところでしたが・・・飼い主さんが抱っこしようとしたところ、暴れて逃げてしまいました。。。

しばらく付近を探しましたが見つからず、、

契約日数が終了しアドバイスをし続けていました。

飼い主さんはその後も諦めずに必死に探していましたが、見つけらずにいました。

もう近くにいないのではないか…など不安お心配な気持ちで焦りもあったと思います。

再び飼い主さんから依頼を頂き捜索できることになりました。

つぼみは隠れるのがとても上手く、また近くに隠れているのではないかと思い、野良猫が通る道やお隣のお家、空き家にさらにカメラを置かせていただきました。

そうすると、

また別の場所でつぼみの隠れ場所を特定出来ました。

それがこちら↓

隠れ場所はここでした。

赤矢印の方向で入っていくのがわかります。

赤線は、覗き込んで見える範囲、赤線の奥に隠れていました。ここにはつぼみ含め入れ替わりで合計3匹が出たり入ったりを繰り返していました。

動画ではつぼみが野良猫と遊んでいる様子もわかります。↓

これは中のつぼみの様子↓

これは中の野良猫の様子↓

このように隠れたりして寒さをしのぎ置きエサの場所を教えて貰ったりして、一緒に遊んでいたのだと思います。

もう一つの隠れ場所も特定出来ました。

それは、近くの空き家でした。それがこちら↓

この空き家は崩壊している部分があり、軒下から床が抜けているためそこから直接部屋まで行ける事が出来て、二階まで行けるような状況でした。

猫にとっては最高な場所だと思いました。 

これは空き家の軒下に、つぼみが入っている様子がわかります。↓

軒下も隅々まで探しましたがこのときは見つからず。

このように徹底的に探して一つ一ついる可能性がある場所はつぶしていくように探していきます。

つぼみの気持ちとは

よくお家に野良猫が来ていて、その子を窓越しからよく見ていたと言っていたのもあり、また、カメラにもその子と遊んでいる様子も見られたことから、好奇心で友達と遊んでいるような気持ちだったと思います。

無事保護

飼位主さんと話し合い、中々捕獲機に入らなかったのであえて、捕獲器を閉まらないようにしたり、飼い主さんの家の脱走した場所に置きエサをして慣れさせるようにと作戦を立てていきました。

置きエサを徐々にお家の中に誘導するように置いてもらいました。

他の置きエサをやめてもらったこともあり、再び、つぼみはお家まで来るようになりました。

その様子がこちら↓

このような作戦で、つぼみを徐々に部屋の中に近づかせていき、最後は飼い主さんがチュールでおびき寄せて、窓を閉めて無事保護となりました。

お家に帰ったつぼみ

まとめ

つぼみを無事保護出来て本当に良かったです。

困難なことが多かったですが、みなさんのたくさんの協力のがあったからこそつながったと思います。

本当にありがとうございました。心から感謝しています。

ペット探偵ペットヘルプを詳しく知りたい方や、迷子ペットや迷子猫を探している飼い主さんに、私達の思いや活動している様子が伝わったら嬉しいです。

また、迷子ペットについて無料でアドバイスもしています。

電話でもTwitterのdmでも全然大丈夫ですので、まずはお気軽にご連絡ください。

大切な家族との再会のために。必ずお力になれます。

是非これからもよろしくお願いします。

もし、ペット探偵に依頼を考えている方は、ブログ、SNS、ホームページ、クチコミ、直接電話してみて、いろいろな視点で(他社と比較してから)考えてみてください。

そして、困っている人にこのようなペット探偵がいると是非教えてあげてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

迷子のペットを探すプロのペット探偵。(有限会社ペットヘルプ)1997年設立。信頼と実績のある豊富な経験から迷子犬・迷子猫・迷子鳥など、大切なご家族をお捜しします。猫探偵、相談やお問い合わせは「090-3409-0737」まで、お気軽にご連絡ください。

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