【猫探偵】栃木県佐野市で迷子猫の捜索、フジテレビで放送された、迷子猫はまち君の発見から無事保護までを徹底解説【ペット探偵 テレビ】
こんにちは。ペット探偵ペットヘルプのイブキです。
創業25年、総依頼数1000件超⤴︎
今回は迷子猫の捜索【はまち】くんについて執筆していきます。
本記事を読むことで
どんな人に向けてか
順番に解説していきます。
結論
2022年10月3日に網戸を開けて脱走し迷子猫に。10月9日に捕獲器にて無事保護出来ました。
はまち君の迷子猫の期間は6日間。
飼い主様から貴重なクチコミを頂きました。ありがとうございます😸
完全室内飼いの猫が脱走してしまい、依頼させていただきました。こちらのペットヘルプ様にお願いして本当によかったです。
夜、私が入浴中に網戸をあけて出てしまい、すぐに捕まえることが出来ませんでした。翌々日まずオンライン相談をお願いしました。1時間半程のヒアリングで、猫の生い立ちや普段の生活環境などをきいてくださりそれを基に捜索プランを提示していただきました。
姿は見えなくても今すぐにやるべきことをわかりやすく説明していただき、
猫がいる可能性が高いエリアも絞り込んでもらえたのでポスティングも効率よく出来ました。
結果的に、家のすぐ近くで保護できましたが、このとき教えていただいた初期対応のおかげだと思います。
脱走してから5日後にこちらに来ていただき、ヒアリングの内容と自宅周辺の様子から猫がいそうな場所にカメラを仕掛けてもらいました。
鳴き声や目撃情報もまったく無く、もしかして遠くに行ってしまったのではと思っていましたが、
ペットヘルプ様の推理が見事で、居場所がすぐにわかりました。
2日目の夕方、その隠れ家の周辺と自宅周辺に捕獲器を設置してもらいその晩には無事保護に至りました。
田舎なので空き家が多く隠れられるところも無数にあり自分一人ですべて探し切るのは無理だと思っていたので、こんなにはやく再会できて感動しました。
帰ってくるまで6日間ありましたが、捜索プランを出していただいてからは
「これだけ打つ手があるなら大丈夫。絶対に見つかるはず。」と精神的にも落ち着くことが出来ました。
大切な家族が全員揃って過ごせる日常がこんなに幸せだったのかと気づくことができました。
ペットのことも、その飼い主のこともよく考えてくださり寄り添ってくれるペット探偵さんです。
大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
迷子猫になった理由
飼い主さんが入浴中に、いつの間にか網戸ストッパーが外れてしまい、網戸を開けて脱走。
実際の現場、網戸↓
頭が入るくらい少しだけ開いていました。
飼い主さんによると?
入浴中に、閉まっているはずの網戸が開いていていつの間にかいなくなっていた・・・いくら探してもいないし、もし交通事故にあっていたらどうしよう、もしかしたら一生帰ってこないかもしれないと思って、毎日眠れなく絶望です…
とても心配で不安な気持ちでいっぱい溢れていた飼い主さんでした。
周囲の環境とは
近くには大きなお寺があり、昔ながらの古い一軒家や空き家が多く、
緑も多いため、隠れられる所がたくさんある環境でした。
どのように捜索していったのか
初めに時間をかけて細かくヒアリングをしていきます。
なぜなら・・・
迷子になってしまった原因によって、近くにいるのか、遠くにいるのか、その子の目的は何なのか?原因によって捜索の仕方が変わってきます。
ヒアリングを基に、まだ近くにいるのかの確認と同時に、今、無事保護する為に何が1番必要なのかを確認していきました。
はまち君の場合は、自分から外に出ているので何かの目的があったはずです。
目的とは、外に興味があり外に行きたかったのか、メス猫がいたのか、友達の猫がいたのか、気に食わない猫がいたのか、ストレスだったのか、病気だったのか、様々な要因が考えられます。
詳しくヒアリングしていく中で、「以前にも同じように一度だけ脱走した経験があり、その時は近くで動けなくなっていたという事。」「よく外を見ていて出たがっていたという事」「天候が迷子猫になってからかなりの雨」これだけではないですが、以前の経験と天候含め、外に出たがっていたのがあるので・・・
まずは、近くにいるのかを確認をするためにカメラを設置していきました。
自宅周りにカメラ4台設置。
近所の置きエサや、空き家、猫の道、怪しい場所に9台設置。
もし道路を渡っていたらという可能性を考えて渡った場所に1台設置。
ペットヘルプ考案の置きエサのやり方を解説↓
【有益】下のお皿には飼い主さんがお風呂に入った後の残り湯を入れてます。その上にいつも食べていた食器にいつも食べていたごはんを多めに入れています。お皿を二重に置くイメージです。
【解説①】はまち君は3歳11か月なので約4年間は、ほぼ毎日のように飼い主さんがお風呂に入っていたそのお風呂の水の臭いを覚えています。水の臭いは、雨や川や海のように様々です。迷子ペットが外で不安なときに、唯一頼りなのは「臭い」です。そのため、嗅ぎなれている臭いが外で届くと、その臭いを頼りに戻って来れたり、その場から離れないで済むことがあります。
【解説②】残り湯(水)が入ったお皿の上に、さらにお皿を置けば、アリが登ってこれなくなるため清潔に保つことが出来ます。
【解説③】ごはんはいつも食べていたごはんor好きなものをトッピングするように、量は多めがいいです。なぜなら、他の猫や野生動物などが食べてしまうからです。食べられても余るように量は多くして、食べられる隙を作り、カメラで生存確認をするためです。
これは迷子猫だけではなく迷子犬にも有効です。↓
実際に設置した所の様子↓
ペットヘルプでは、全ての可能性を考えて行動していきます。
目視で捜索しつつ、カメラの設置のお願いをしながら、聞き込みをしていきます。
その時の状況や相手に合わせて「はまち君を見ていませんか?」「普段と変わった様子はないですか?」など。
もし、今後似ている子を見たら必ず連絡が来るように、効果的な聞き込みを出来る限りしていきました。
目は2つより4つ、見る目は出来るだけ多く増やした方が目撃情報が入りやすく無事保護へ繋がりやすくなるため、聞き込み、貼るお願いなど、出来る限りの手は使った方がいいです。(今回はカメラ14台設置しているので、14つの目があるイメージになります。)
近くの神社には、扉の下に入れる隙間があったので隙間が写るようにカメラを設置していきました。
神社の扉の下を見てみると、さらに奥に隠れられる穴がありました。
さらに、隠れている可能性があるお宅に聞き込みをして、敷地内を見させてもらうと、そこには猫にとって丁度いい隠れ家となる穴、入り口を発見しました。
物置の扉の右下部分が壊れていたので、もしかしたら隠れ家になるかもしれないと思い、カメラを入り口に向けて設置しました。(結果的にこれが居場所特定のきっかとなりました。)
ここのお宅には数ヶ月前までは70kgを超えるかなりの大型犬がいたそうです。
カメラ設置する際に聞き込みをしていくと・・・
そういえば・・・犬のドックフードの袋が爪で引っかかれてる跡があるわ⁉
もしかしたらこれはハクビシンではないか⁉
たしかに傷跡を見てみると、爪で引っ搔いたような傷がありました。よく見ると傷の位置が少し高かったです。
あれ…少し散らばっていたドッグフードが綺麗になくなっているわ
ハクビシンは、胴長短足なので立った状態で爪で開けようとはせず嚙んで開けようとするはずなので、爪跡の位置からして猫の可能性があるとみました。はまち君は雨で思ったように動けていなかったと思うので、落ちているドッグフードを食べたりしていたのだと思います。
70kg超える大型犬が今現在いなくても、存在感が強すぎる熊が入るような檻の大きさ、ものすごい犬の臭いがする場所に隠れられるのか・・・
テレビスタッフ含め、誰もがこんなところには行かないでしょ⁉という場所でした。
犬のいる所に猫は行かない⁉これは間違いです。
猫は生きる為なら、犬のごはんも食べます。犬は繋がられてる事がほとんどで、猫はここまでは来れないだろうとわかって庭を平気で歩いたりしています。
合計14台のカメラを、闇雲に設置するのではなく、一つ一つに理由と目的を持って設置をしていきました。
目視や聞き込み、仕掛けなどを終えて、次の日にカメラを確認すると「はまち君が写っていました!」
その時の写真や動画がこちら↓
映像を分析をすると、神社は一時的な隠れ家で立ち寄る感じで、少しここで隠れてから移動しているということがわかりました。
ご協力をお願いした以前に大型犬がいたお宅には何度も出入りしていて長時間いることが分かり、ここが隠れ家だと居場所の特定が出来ました。
隠れている場所、そして、今現在いる居場所まで絞ることが出来たので、次はどのように保護するのか?
生存確認、姿を写すために様々な場所に設置していたカメラ14台は、「隠れ家、一時的に隠れる神社、自宅」に14台から9台にいっきに絞っていきました。
カメラ(9台)は、それぞれの入る場所、出る場所、通る可能性がある場所、全てを把握できるように設置していきました。
捕獲機はカメラに映った場所「隠れ家、一時的に隠れる神社、自宅」に一台ずつ、捕獲機は合計3台設置しました。
捕獲機は本当は1台だけに絞れた方がいいのですが、カメラに映った猫含めて2匹いたので、その二匹がもし捕獲機に入ってしまっても、はまち君が入れるように3台にしています。
捕獲機にははまち君の臭いの付いたタオルを中に敷いて外側は覆っています。周りにははまち君のおしっこの砂、残り湯を撒いています。そうすることで、はまち君は捕獲機に入りやすく、他の猫は入りにくくなります。
捕獲機は猫の道に沿って、隠れ家に出入りするついでに、入れるように設置しました。
帰って来た場合の様子もわかるように家の中にもカメラを設置しました。
捕獲機3台のどれかに入るか、自力で家の中に入ってもらうか、はまち君に選択肢を作っていきました。
結果、設置したその夜中に、はまち君は自宅に設置した捕獲機に入り、無事保護となりました。
その時の様子がこちら↓
迷子猫のはまち君の気持ちとは
外に興味があったから出て見た・・・
けれど、雨が降っていたので、思ったように動けなく隠れながら慎重に動いていたのだと思います。
感謝
まとめ
はまち君を助けることが出来て本当に良かったです。
ペット探偵ペットヘルプを詳しく知りたい方や、迷子ペットや迷子猫を探している飼い主さんに、私たちのや活動している様子が伝わったら嬉しいです。
なぜなら
もし、ペット探偵に依頼を考えている方は、ブログ、SNS、ホームページ、クチコミ、直接電話してみて、いろいろな視点で(他社と比較してから)考えてみてください。
大切な家族の一員です。
命がかかっています。
そして、困っている人にこんな熱いペット探偵がいると教えてあげてください。
一人で苦しまず素直になって頼ってください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。😸
SNS情報
Twitter&Instagramフォローよろしくお願いします!!
【LINEの無料サービス】オープンチャット
青文字をタップして参加‼「イブキ@ペットヘルプファミリー」
普段の活動の様子やお知らせなどを主に投稿してます。
お気軽にご参加どうぞ🥰
コメント