【ILOVEみんなのどうぶつ園】で放送された【迷子猫】かずまの捜索
こんにちはペット探偵ペットヘルプのイブキです。
創業23年、総依頼数500件超⤴︎
今回は迷子猫の捜索、【かずま】について執筆していきます。
本記事を読むことで
どんな人に向けてか
順番に解説していきます。
結論
2020年12月17日預け先のお宅の窓から24時半頃に脱走し12月26日朝に無事保護へ。
(かずま)迷子猫の期間は7日間。
実際にクチコミを書いてくれました。
保護してお家に帰れたかずま↓
迷子猫になった理由
『6ヶ月で次の日去勢のためケースに入れていた所をこじ開け、他の猫が窓を開けた所を一緒に出てしまい帰って来なくなり迷子猫へ』
実際のケース↓
これは上のストッパーが両方開いていますが脱走したときは片方が開いていたので閉まりがゆるかったのか、かずまが開けようとして上手くたまたま開いてしまったのだと思います。
飼い主さんによると?
飼い主さんは必死に探していましたが見つけられず・・・
自然が多く山と畑ばかりなので遠くに行ったり、野生動物がたくさんいたり、外を自由に出来ている猫もお隣の大家さんの飼い猫も含めて10匹程度いるため追いやられているのではないか、、事故に遭わないか・・・
かずまは赤ちゃんのときに保護されてから外に出たことがないので…この山の自然の中に一人で迷子になっていてとても不安な気持ちでいっぱいの飼い主さんでした。
かずまが飼われたきっかけとは?
どのような環境だったのか
住宅街とは環境が全然違ってきて、どこまでも自由に行けてしまい、どこにでも隠れられてしまうような難しい条件での捜索でした。
街灯や販売機、コンビニなども近くになく、どこに移動するにも車で行かないといけなく、夕方には真っ暗で明かりも一切ない環境。
実際に捜索をしていても10メートル先くらいの近場で草の中を大きい大人がおもいっきり転んだかのようなガサガサと音を立てて山の奥に隠れたりしていて、また山にだけかと思っても家の真裏にいたり、常に野生動物が近く、隣にいるような状況です。
実際に撮影が出来た野生動物達↓
他にも猪だったり、フクロウの鳴き声が響き渡るような場所でした。
どのように探していったか
まずはヒアリングをじっくりとしていきます。
このように↓
このような感じでヒアリング『猫の情報』を詳しく聞いていきます。
ヒアリングの一部を紹介します。
どのようにして飼い始めたのか?
外で何歳のときに保護したのかによって外で動ける範囲が変わってきます。(保護猫なのかブリーダーさんからなのかにもよって捕獲器が有効だったりも変わってきます。)
ごはんを最後に食べたのは?いつもごはんを食べる時間帯は?
最後に食べた時間によっていつ頃お腹空くか、また、いつも食べていた時間帯を把握する事で猫がいつ動くのか、いつ食べたくなるのかがわかってきます。
ヒアリングをしっかりとしてからまずは脱走場所の確認、家の周りの環境の確認などをしていきました。
家の周りをまずは徹底的に捜していきます。
なぜなら、家の周りに隠れられる場所がたくさんあり、隠れている可能性が高いからです。
ここで猫の気持ちを考えると・・・
自分の臭いがする場所の近くが落ち着くため安全だからです。帰り道がわかるようにしているためでもあります。
カメラは8台設置しました。
捕獲器は一台
捕獲器にもこだわりがあり、テレビで一部テクニックを公開しましたが、どうしたら捕獲器に入ってくれるか、猫の気持ちを考えなくてはいけません。
おしっこの臭いがついたペットシーツを赤点の場所に置いていきました。↓
テリトリー、ナワバリ、自分のにおいでここがお家だよとわかるようにするためです。
自分のにおいを嗅ぐとストレスも減り、落ち着く効果もあります。
前に経験したことですが実際に迷子猫がおしっこの砂のにおいを嗅いでじっと座っていたことがありました。
カメラは奥が深いです。
なぜなら、1㎝角度が違うだけで重要なところが映らなかったり、闇雲に家の周りに置くのではなく、猫の気持ち猫目線になり他の野良猫の動きやテリトリーを把握する事で獣道を特定しそこに置いたり、ここなら映るという場所を徹底的に探すことで初めて安否確認が出来て隠れ場所や逃げ道を特定出来ます。
カメラ8台を青い点の所に最初は置いていきました。↓
カメラは最初はこの青点に置いてましたが、数時間後に場所を変えたり、場所替えは何回もしました。
なぜ一度置いたカメラの場所を変えたかというと・・・
徹底的に捜しているうちに野良猫の動きを見てここが通り道だとわかったらそこに置いていきました。
実際に野良猫の動きを観察して何回も同じ道を通っていた場所を特定しそこに置いたカメラに初めてかずまが映りました。
それがこちら↓
少し画質が荒くなっていますが、かずまの特徴の靴下をはいているような白色の足がわかると思います。
この道は鹿や猪、タヌキ、野良猫、まさに獣道でした。
上手く自然と鉢合わせにならないように動物どうしで何かのルールがあるかのように、みんな時間帯をうまくずらしていることがわかりました。
かずまも誰もいないときに映っていました。
あえて、その場から離れることによって、動ける時間を作ってあげる。
この行動によりかずまは動き出せてカメラに映りました。
捜索しているうちに使われていない別荘を見つけ、また他のカメラにも、別荘がある方向から来ていると判断して、そこに隠れている可能性が高いと思ったので、カメラを4台を一気に別荘にも場所を移しました。
そうすると、隠れ場所の特定。何度も同じ穴に入ったりする様子が映り、そこを拠点、隠れ家にそこをしていることがわかりました。
この穴に入るところが映っていました。↓
入るのがわかる映像↓
このようにして隠れ場所を特定していきました。
かずまは別荘を隠れ家にしていたので、何度もカメラに映りました。
去勢前ということもあり、山、自然を楽しんでいる様子もわかってきました。
別荘を隠れ家にしていることがわかったので捕獲器も別荘の所に置いていきました。
発見してから5日後、遊ぶのに夢中になっていたかずまでしたが、お腹が空いて限界で捕獲器に入ってくれて無事保護できました。
かずまの気持ちとは
まず環境の変化がありました。
それは、去勢前のためにケースに入れられ車で移動したこと。
ケースに入れられていたストレスや慣れていない土地にいたこと
これらの理由があり、ここから出たいという気持ちだったと思います。
たまたま開いて出れて、窓も開いていて外に出れた…
外に出たことがなく慣れていないかずまの気持ちは、怖く不安な気持ちが最初はあったと思います。
けれど、かずまは6ヶ月で去勢前という時期でもあり、好奇心旺盛でした。
カメラにも映っていましたが、山を駆け抜けるようなルンルンと歩いている様子や、野良猫と遊んでいる様子も映っていました。
初めての外だから警戒しつつも好奇心の気持ちのほうが勝ち、隠れ家も見つけ、そこを拠点として山で遊んだりしていました。
猫にとっては最高の自然があり猫の本能のまま自然の中を走ったり隠れたりしていたのだと思います。
飼い主さんや人間側からしたら心配で不安でたまりませんが😹
まとめ
ペット探偵ペットヘルプを詳しく知りたい方や、迷子ペットや迷子猫を探している飼い主さんに、私達の思いや活動している様子が伝わったら嬉しいです。
なぜなら
もし、ペット探偵に依頼を考えている方は、ブログ、SNS、ホームページ、クチコミ、直接電話してみて、いろいろな視点で(他社と比較してから)考えてみてください。
そして、困っている人にこんなペット探偵がいると教えてあげてください。
一人で苦しまず素直になって頼ってください。
助けてくれる人はいます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。😸
動画はは→こちらから
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